涼しくなったら柚冬との山歩きを再開しようと楽しみにしていたのですが、なかなか秋がやってきません。
秋が待ち遠しい!
すると、体育の日を含めた3連休。2日目に気温が下がるとの天気予報です。
よ~し、少し標高の高い山に登って、一足早い秋を感じてこよう!
日本の百名山のひとつに数えられる大菩薩嶺。
標高も2,000mを超えてるし、少し気の早い木々は紅葉が始まってるかも。
目的地決定!
当日は朝7時に出発。
9時には登山口に到着する計画でしたが…
高速に乗るとすぐに渋滞する車列に並ぶはめに。
そうだよね~、秋の3連休の中日だもん、皆、考えることは一緒だよね~。
結果、登山口には予定よりはるかに遅い10時過ぎに到着。
駐車場が空いているはずもなく、路肩に寄せて止めさせてもらいました。
この日は付添人であるtomeの父を連れての山歩きです。そして父を引っ張るのは実家のチェリー。
登山口である上日川峠のロッジ長兵衛前です。
上日川峠から福ちゃん荘まではなだらかな登りで、木々の間からこぼれる日差しがとても気持ちい道です。
福ちゃん荘へ到着。
で、「ハーハー」とうるさいチェリーと柚冬に水を飲ませたら、早くも1Lの水を飲みきってしまいました。
いやいや、涼しいはずの1日だったんですがどうも天気予報は外れたみたいで、犬が活動するには少し暑かったようです。
でも、ここで水を飲みきってくれてよかったです。
この先は水を補給できません。あらためて1Lの水筒を満タンにして出発。
(ワンどもには合計2Lの水を準備してます。)
唐松尾根を登り、雷岩で稜線に出て稜線沿いに頂上をめざすコースを選択。
まずは木々の間の尾根を進む道です。
最初は緩い登坂だったのですが、雷岩に近づくにつれガレ場の急登にかわり、ところどころ1歩を踏み出すのにキツイくらいの岩場の段差を超えていきます。
気づくと背後がどんどん開けてきて、振り返ると世界遺産:富士の絶景が拝めるようになりました。
すこし色づいた木々も散見できます。
前は急坂、苦しい一歩を踏み出して腰を伸ばし、振り返ると富士山。さあ、次の一歩。
今度は目の前の視界が開けます。
これから目指す頂に続く稜線が見えてきましたよ。
あ~、まだあんなに遠くて、あんなに高いよ(涙)
でも、一歩一歩、足を前に踏み出していくと、必ず頂上にたどり着けるもんです。
日本の百名山:大菩薩嶺に到着で~す。
標高2,057m
柚冬とOwnerは初の2,000m超えです。
頂上で柚冬おきまりのポーズを決めようとすると、周りから笑い声が聞こえてきます。
「か~わいい!」だって。
ちょっと恥ずかしかったのですが、皆さんに気に入っていただけたようです。
さあ、お腹も空いたし、景色の良い稜線に戻ってお昼にしましょう。
頂上では、それまでの眺望が嘘のように、周りの木々に遮られて景色が眺められません。
雷岩に引き返し、大菩薩峠へと続く稜線を進みます。
いや~、良い景色ですね!
日差しはさんさんと降り注ぎ、空の青さに木々の緑が目に映えます。
稜線沿いには景色を遮る高い木々はなく、これから歩く稜線を下に見ながら、進行方向右側には富士山が。
遠くには南アルプスが綺麗に眺められます。
ススキの枯れ穂もきれいですね~
No Photo Image
えっ?
カメラの故障ではないですよ。
足元がガレていて少し急な岩だらけのくだり坂。Ownerも父も両手にストック。
2ワンは私が両手に引いていたのでカメラを構えるどころではなかったのですよ。
想像力が大事です!
途中、柚冬に声をかけてくれた可愛い山ガールのお姉さんに
「大丈夫なんですか?」と聞かれ
「えっ、なんで?」と私。
「この先、岩しかない場所がありますよ!わんちゃん歩けますか?」だって。
「大丈夫。四足の安定感は抜群です!でも、ありがとう!」
可愛い女の子とお話しできてちょっとご機嫌なおじさん、ふふん。
犬どもは大丈夫だけど、両手が使えない私が一番危ないんだよね~。
段差の激しい岩を降りるとき、
1、しゃがんで両手を腰の脇の地面につく。
2、片足をそろりと降ろしてつま先で下の岩を捉える。
3、徐々につま先に体重を移しながら腰をあげる。
4、もう片方の足を降ろす。
なんて行動をとりませんか?
リードを持っているときにこのような行動をとるとどうなるでしょうか?
しゃがんだ瞬間にリードを引っ張られ、尻餅をつくか、バランス崩して転ぶ。
柚冬が引っ張るからではなく、リードを持ってる私が止まるから結果としてリードが引かれるんです。
「柚冬、待って!」と言えば彼女は待ってくれます。でも彼女も落差を転がり降りてますから急には止まれません。それはチェリーも同じこと。
止まった時にはリードが伸びきっていて、これを持つ手を地面に降ろす余裕は残っていません。
だから、犬どものペースに合わせて「えいっ」と飛び降りるしかないんですよね~
じじいには怖くて危ない行動です。
西暦2,000年に設置された標高2,000mの標識。
日差しがなんとなく夕景に変わってきました。手前は大菩薩湖。
今、下ってきた稜線を見上げると、「やっぱり綺麗!」
大菩薩峠に到着で~す。
ここからは行きに通った福ちゃん荘めざして樹林の中を下っていきます。
足元は整備されていて歩きやすいのですが、緩い傾斜ながらひたすら下り坂です。
平坦な場所や、登り返しがまったくありません。
足がプルプルきてしまっている人には地獄かも…
福ちゃん荘まで下り、行きには通らなかった車道を通ってロッジ長兵衛まで。
お疲れ様でした。
コースタイム
10:10 ロッジ長兵衛
10:35 福ちゃん山荘
休憩15分
12:15 雷岩
休憩15分
12:40 大菩薩嶺
12:50 雷岩
13:05 標高2,000m標識
昼食休憩1時間
14:50 大菩薩峠着
休憩10分
15:45 福ちゃん山荘
15:55 ロッジ長兵衛
70歳過ぎの父に合わせて2~3分の小休憩はたくさんとりました。
ハイキングコースと言われるルートでしたが、ガレ場の急登などなど登山らしいコースです。
ゆっくりと進む我々と同じペースのパーティーもいらっしゃいました。
5歳の女の子を連れたご家族!
ハハハ。ちょっとゆっくりすぎたかな?
※下のコメント欄で偶然にも5歳の女の子のパーティーと再開。リンクを追加しました。
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